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Qちゃん先生の子育てのヒント

負けず嫌いでない

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子どもの「生まれつき性格」を大切にする子育て


相変わらず「テレビ寺子屋」を録画して見ているのですが、
2013年8月31日分の放送で、メンタルトレーナーの田中ウルヴェ京氏が
講演された時のメモが手元に残っていました。


タイトルは「負けず嫌いを考える」でした。
普段から負けず嫌いではない子が少なからずいるなあ~と
思っていたものですからツボに入りました。


うちの長男も基本的には負けず嫌いではないです。
長子は概してのんびりしているものです。
そういう私も長子ですが!


負けず嫌いでない子は、テストの点数が悪くても平気。
よい点数を取るための努力をしないので、当然ながら点が取れません。
そもそも競争自体に興味がありません。
一番になりたいとか、人に負けたくないという気持ちがありません。


だから、伸びない。
わが教室でテストの自己評価を書かせた時に
「35点でもがんばったからよかった」と書いた生徒がいて、
ズッコケてしまいました。


努力をしないから100点満点で35点しか取れなかったのに
「良い」ということはありません。
思わず「35点しか取れなかったのに喜ぶことではないよ」と
コメントしてしまいました。


田中ウルヴェ京氏は、子どもが負けず嫌いじゃない場合、
無理に負けず嫌いを引き出す必要はないと言っていました。
負けず嫌いでない子は、わざわざ負けず嫌いになる必要はない
人を支えることが好きな子かもしれない。
他人には負けてもいいが、自分には負けたくない子もいる。


本当に目からウロコでした。
いろいろな考え方があるものだと思いました。
指導者からこんな風に言ってもらったら親としてはどんなに楽になるでしょう。


35点の子は、競争を強いる教室が合っていないだけなのかもしれません。
ただ、今年度になって、連続で100点を取るようになったのです。
あれだけ私が「もっとがんばりなさい」と口酸っぱく言っても
全く勉強してこなかった子でした。


自分が上の学年になって、下級生が入ってきたとたんに
恥ずかしい思いはしたくない と思ったのでしょう。
お母さんはそのようにおっしゃっていたのですが、
急に勉強するようになったと喜んでいらっしゃいました。どこでスイッチが入るか誰にもわからないものです。





子どもの「生まれつき性格」を大切にする子育て[竹内成彦]
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